「不労所得で生活したい」——そう思ったことはありませんか?
私はずっと思っていました。でも正直に言います。独身時代の私は、副業で50万円以上を溶かしています。
ネットワークビジネス、情報商材、FX、MacBook Pro付きの動画編集スクール……。
「稼げるはず」という一心で、次から次へと手を出し続けた結果がそれでした。
そんな過去がある私が今、ワーママになってから慎重に選んだのが「高配当ETFへの積立投資」です。
でも——やってみたら、思い知らされました。
投資だけでは、今の生活は変わらない。配当金だけで食べていくには、まだ遠すぎる。この記事では、そのリアルを全部話します。
副業も投資も気になっているけど、どこから始めればいいかわからないワーママさんに、特に読んでほしい内容です。
副業する時間がない。でもお金の不安は消えない
子どもを保育園に送って、ダッシュで出社して、定時ダッシュで迎えに行って、ご飯作って、お風呂入れて——気づいたら22時。
「副業したい」という気持ちはあります。でも体力的にも時間的にも、もう限界で。スマホを開く気力もなく、ふとんで倒れてしまう日が続いていました。
そんな生活の中でも、頭の片隅ではいつもお金の不安がありました。
- 保育料、習い事代、将来の学費……出費は増える一方
- 自分がもし働けなくなったら?
焦りはあるのに、動けない。この「焦りと疲労の板挟み」、ワーママあるあるじゃないでしょうか。
そしてもう一つ、私には別の理由もありました。
「副業で大失敗した」という過去のトラウマです。
ワーママになってからの私は、副業を意識的に控えていました。独身時代に痛い目を見たから。子どもが生まれてお金の不安は増えたのに、「また失敗したら」という恐怖のほうが勝ってしまって。その代わり、お金の勉強を地道に続けていました。
そんな私が最終的にたどり着いたのが、「働かなくてもお金が動く仕組み」——配当投資という選択肢でした。
📖 ちょっと恥ずかしい話をします|私の「副業失敗録」
独身時代の私は、「副業で稼ぐ」という言葉に異常に弱い人間でした。
結果として、以下すべてやりました。
- ✗ ネットワークビジネス……「誘った友人に申し訳なくて眠れない夜」を何度経験したか
- ✗ 情報商材……10万円払って届いたのは、内容だけは薄いPDF10枚程度
- ✗ FX……「もう少し待てば戻る」と信じ続けて、気づいたらそのまま溶かした
- ✗ 動画編集スクール(MacBook Pro込み約30万円)……勉強が終わらないままスクール期間が終了
総額50万円以上。貯金をほぼ全部使い切り、借金までしていました。
今思い返すと、恥ずかしいを超えて、ぞっとします。「稼ぎたい」という焦りが判断力を完全に狂わせていました。
配当金で生活できる?理想に惹かれた理由
旦那から教えてもらったお金に関する動画がリベラルアーツ大学(リベ大)の動画でした。
家事と育児の合間に時間を作り、動画で勉強。
「お金の増やし方」「投資の始め方」——難しそうなテーマなのに、わかりやすくて、気づいたら合計何十時間も見てしまっていました。
その中で初めて知ったのが、「配当金」という仕組みです。
リベ大では、配当金でFIREした人の事例も紹介しています。でも同時に、「現実はそんなに甘くない」ということも、ちゃんと教えてくれています。元本がいくら必要か、何年かかるか——夢だけじゃなく、数字の現実も。
それでも、「配当金が月3万円を超えた」という事例を見たとき、胸が動きました。
月3万円って、光熱費がまるっと浮く金額。あるいは食費の足しになる金額。小さいようで、家計へのインパクトは大きい。しかも、働かずに。株を持っているだけで。
「これだ」と思いました。スキルがなくていい。営業もしなくていい。誰かに声をかけなくていい。ただ積み立てて、待つだけでいい。時間がないワーママでも続けられる、お金がお金を生む仕組み。それが高配当ETFへの投資でした。
独身時代のあの失敗を繰り返さないために、今度は慎重に慎重に調べて選びました。
実際にやってみた|配当投資のリアル
私が選んだのは、米国高配当ETFの「SPYD」です。
S&P500の中から高配当銘柄を集めたETFで、年4回配当が出ます。1銘柄に集中投資するリスクを避けながら、比較的高い配当利回りが期待できる——初心者ワーママにも理解しやすい仕組みが気に入りました。
👉 私が高配当ETF「SPYD」を選んだ理由|投資をギャンブルにしない考え方(詳しくはこちら)
積立には、新NISAの成長投資枠を使っています。つみたて投資枠ではなく成長投資枠を選んだのは、高配当ETFがつみたて投資枠の対象外だから。
成長投資枠の生涯上限は1,200万円なので、仮にそこまで積み上げられたら——配当利回り4%で計算すると、年間約48万円、月換算で約4万円の配当が受け取れる計算になります。
もちろん、今すぐそこには届かない。でも「上限まで積み上げたらこうなる」というゴールが数字で見えるのは、続けるモチベーションになっています。
そして積立を続けてきた結果、評価額にも少しずつ変化が出てきました。現時点で含み益は+103,579円。配当だけじゃなく、値上がり益も出ています。
📊 現在の運用状況(2026年5月時点)
・運用口座:新NISA 成長投資枠
・評価額の含み益:+103,579円(+12.46 %)
・成長投資枠の上限:1,200万円(≒月4万円の配当が目標)
・直近の配当(2026年3月):51.03ドル(約8,014円)
積立額は、正直ジェットコースターのような推移をしています。
| 時期 | 月の積立額 | 理由 |
|---|---|---|
| 〜2024年 | 約4万円 | フルタイム勤務時 |
| 2025年 | 約7,000円 | 時短勤務+無職期間があり、貯金が減ったため |
| 2026年〜予定 | 約4万円(予定) | フルタイム復帰のため |
そして、2026年3月の配当実績がこちらです。
| 配当月 | 配当額(ドル) | 円換算(目安) |
|---|---|---|
| 2026年3月 | 51.03ドル | 約8,014円 |
初めて配当が入金された日のことは今でも覚えています。証券口座を開いたら「配当金入金」の通知が届いていて。金額は小さくても、「働いてないのにお金が入ってきた」という感覚は、正直ちょっと感動しました。
でも——ここからが現実です。
やって気づいた現実|投資だけでは生活は変わらない
四半期の配当金8,014円。
数字を見た瞬間、「思ってたより少ない……」と思ったのが正直なところです。
目標の月3万円にするには、今の約4倍の元本が必要。そのうえ、今年は積立額を7,000円まで落とさざるを得なかった。時短勤務になった期間があり、途中で無職期間もあり、貯金が想定より減ってしまったからです。
「投資を続ければいつか変わる」とわかっていても、積立額を減らすたびに焦りと罪悪感がありました。「またちゃんとできてない」という感覚。ワーママって、こういうところで自分を責めがちじゃないですか。
それでも、現実として投資だけでは今の生活は変わりません。
家賃が浮くわけでも、食費が劇的に減るわけでも、子どもの習い事代が出るわけでもない。
配当金は「未来への積み立て」であって、「今の家計の救世主」ではないんです。
それをわかった上で、もう一つの現実とも向き合わなければなりませんでした。
だから「副業+投資」を同時にやる必要がある
ドルコスト平均法——定期的に一定額を積み立て続ける方法——は、長期投資においてとても強い戦略です。
値段が高いときも低いときも一定額を買い続けることで、平均購入単価を下げながらリスクを分散できる。相場を読む必要がないし、タイミングを外す心配もない。
ただし、この戦略が機能するには2つのうちどちらかが必要です。
- ① 入金力(毎月投資に回せるお金)を増やす
- ② 時間(長く積み立て続ける年数)を確保する
でも、ここでワーママには厳しい現実があります。
入金力を上げるには給与アップか副業が必要ですが、子育てしながら残業はできない。節約も、子どもがいる生活では限界がある。私のように、時短や無職期間があれば収入そのものが下がることだってある。
だから「時間に任せる」という戦略になりがちですが——時間をかければかけるほど、今の生活は変わらないまま続く。
この矛盾に気づいたとき、「ああ、投資だけじゃ足りないんだ」とはっきりわかりました。
整理するとこういうことです👇
✅ 長期投資を続けることは正解
✅ でもそれだけでは今は何も変わらない
✅ だから、副業で入金力を少しでも上げることが必要になる
これが、私が「副業と投資を同時に進める」という結論に至った理由です。
といっても、いきなり月10万円の副業収入を目指す話ではありません。今の私がやっているのは、メルカリでの不用品販売と、SNS運用代行(月1,000〜1,500円ほど)。金額だけ見たら小さい。本当に小さい。
でも独身時代の私と違うのは、「焦って飛びつかない」ということです。50万円以上を溶かした経験があるから、怪しい話には反応しなくなりました。小さくても確実に積み上げられるものを選ぶ。それが今の私の副業の基準です。
結論|いきなり不労所得は無理。でも一歩ずつならいける
ここまで読んでくれた方なら、もう気づいていると思います。
「今日から不労所得で生活する」なんて、無理です。
少なくとも私には無理でした。元本もなかった。スキルも中途半端だった。独身時代にお金の使い方を盛大に間違えたせいで、スタートラインにすら立てていなかった時期がある。
でも今は、少しずつ前に進んでいます。
積立額が7,000円まで落ちても、やめなかった。メルカリの売上が月500円でも、続けた。小さくても続けることが、唯一やり直せる方法だと知っているから。
投資は、未来の自分のため。
副業は、今の自分を少しずつ変えるため。
この2つを同時に、無理のない範囲で続けること。それが、ワンオペワーママにとってのリアルな「FIRE戦略」だと思っています。
いきなり不労所得ではなく、「労働 → 半労働 → 不労所得」の順番が現実的だと感じました。
半労働とは、副業が少し育ってきた状態。配当が少し積み上がってきた状態。完全な不労所得はまだ先でも、「全部自分の労働に頼らなくていい」状態が、その途中にある。
焦らなくていい。でも、止まってもいけない。
一歩ずつ、一緒に進みましょう。

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